うつで休職日記

うつとは無縁だったアラフィフサラリーマンが、ある日突然うつで休職...

ほんの少し前までは...

 私は、アラフィフのしがないサラリーマン。万年平社員みたいなものだが、仕事はちゃんとこなしていたし、職場のでの評価も高かった。

 私の同僚や友人、身内には近年うつ病を発症する人も多く、相談を受けることも多かった。うつ病になる人は、私のようなスチャラカ人間ではなく、真面目な人が多い。それ故、休む事に抵抗があったりするのだが、休む事を勧めていたのが私だった。順調に回復し、職場復帰をするのを見届けていたのだが...

 異変が生じたのは、今年の3月。まさかの昇進見送りから歯車が狂い始めた。今までの勤務実績から言えば、申し分ないはずだし何故見送りなのか、上司も説明出来ない状態。「来年もがんばってくれ」の一言に言い返しはしなかったが、「これ以上何を頑張るんだよ...」と頭の中がまっ白になった。

 また、異動先はかつて所属していたが、異動希望を出して出たところの関係部署。嫌がらせかよw1年でとっとと異動してやると思っていた。3月までは。

 4月に入り、新職場に異動したが、どうもうまくいかない。以前はできた事ができない。対人業務が、妙に緊張する。上司は自分にだけ圧が強く感じるし、パワハラまがいの言動も...6月になると職場にいるだけで、動悸やめまいがするし、仕事の失敗→上司の叱責の無限ループで日曜の夜になると憂鬱に。そこから進行して、週明けはまた仕事かと思うと、金曜の夕方に憂鬱になるようになってしまった。

 7月には、現状を脱出するには死ぬしかないんじゃないかとか、「希死念慮」がちらつき始めた。電車に乗るとき、このまま飛び込んじゃえば楽になるかなとか...妻や娘の存在がなかったらやばかったかもしれない。

 職場で明るく振る舞っていた自分が、ここまで追い詰められるまで、たった3ヶ月あまりだった。さすがにこれはマズいと感じ、心療内科に駆け込んだ。診断は「うつ病」、休職を勧められて診断書をもらった。

 これで楽になるという気持ち、職場の同僚に迷惑をかけるという気持ち、そしてまさか自分が「うつ病」で休職する羽目になってしまったという、複雑な思いだった。明日、職場に診断書を提出してみないとどうなるのかわからないが、まだ不安な夜になりそうだ...